スマイルクレアのSDGs(持続可能な開発目標)宣言

社会課題に正面から向き合い、住宅・建築・まちづくりを通じて、持続可能な社会の実現に貢献することを宣言します。

2018年夏に起こった西日本豪雨は、私たちが当時空き家再生リノベーションを手掛けていた広島県呉市でも甚大な被害を及ぼしました。

 

幸い当社の所有物件は無事でしたが、呉市では土砂崩れや道路寸断など生きていくためのライフラインを失った方もおり、この出来事を起点として、当社においても、地球環境の問題についてニュースや報道で耳を傾ける機会が増えています。

 1900年代後半から「地球温暖化」の警鐘は鳴らされておりましたが、その頃はまだまだ実感がないのが正直なところでした。ですが、時は流れ、この対策を十分に行わないまま、現在の重大な局面に至っております。

 

皆様も感じているかと思いますが、この日本でも災害や天災は毎年各地で起こっており、たくさんの命が失われております。これは偶然ではなく必然で、今まで我たち人類が環境を顧みず、社会や経済の発展のみを優先させてきた結果である、代償でもあるのです。

 

近年「SDGs」というキーワードが拡がり始めておりますが、皆様ご存知ですか?

環境問題にとどまらず、貧困や飢餓、健康や教育の問題などに対して、賛同する各国が「持続可能な目標」を掲げるものです。SDGsのSは「サスティナブル」で持続可能を意味します。

 

当社ではこの意味を「世のため、人のため、自分のため、子孫のため、考え行動する」これを持続して取り組んでいく…と解釈しております。

 

今後は当社内にとどまらず、様々な方々、地域の人々と協力しながら、より広い視野でこれらの活動を広げていきたいと考えており、SDGsを単なる耳触りの良い言葉で終わらせるのでなく、私たちが行動で示し、地域に発信・浸透させていきたいものです。

 

私たちは大切な子どもたちの未来のために、SDGsの取り組みに大いに賛同し、スマイルクレアとして以下の取り組みを行ってまいります。


手すりや反射材などの目印をつけることで、高齢の方や障害のある方も安心して暮らせる住まいづくりに取り組みます。

 

流行のバリアフリーではなく、敢えてバリアフリーにしない「バリア有りー」にすることで、日常的な機能訓練をしながら、末永く健康に過ごしてもらいたいと願っております。 

住まいの提供によって入居される皆様が元気になり、心からの感謝の言葉を頂戴したとき、本当の意味での働きがいを感じることができます。

 

また、単なる住宅を提供するだけでなく、住まいを通して入居される皆様の生きがいや夢も応援しています。

年齢や性別によって区別されることなく、自分らしく暮らせる住まいをご提供します。 

社会問題になっている空き家ですが、リフォーム工事やリノベーション工事を施すことで価値ある住まいとして立派に生き返らせることができます。

 

空き家の再生によって、お客様に喜んで住んでいただけるという循環を創り出すことは地域や社会への大きな貢献だと考えます

年齢や性別によって区別されることなく、自分らしく暮らせる住まいをご提供します。

 

また、二方向避難を確保することで、安心して暮らせる住宅にします。

SDGsに共感している事業者との勉強会や情報交換を行います。

 

また、当社H.Pにおける情報発信や広報活動に努めてまいります。


複数の目標が絡み合って、社会は成り立っている

アパレル業界で名の知らぬ者がいない程のカジュアル衣料製造販売を手掛ける「ユニクロ」の社長:柳井 正 氏がテレビ東京系「ガイアの夜明け」という番組内で

 

『地球の限界が見えてきて、いよいよ末期になってきた』

『サステナビリティーは命そのもの、継続するということ』

『(地球に)負荷がかからずコストもかからずにできる方法を追求しなければならない』

『先頭に立ってやろうという気持ちが個人も企業も必要』

 

と発言されていたことが、この先の時代を見通した本質ではないでしょうか。

 

SDGsでは数値目標の有無を問われる局面も多いのですが、数値にとらわれ過ぎて行動しないのは本末転倒となってしまいます。

 

ひとつひとつの取り組みの成果は、小さくても行動しなければ目標は達成できません。

住民・企業・自治体・国の協奏積み重なって、持続可能でよりよい世界に近づくのです。

 

たとえ目標の1割しか達成できそうになくても、行動しなければ達成度は0である以上、目標に一歩でも近づく活動であれば、取り組むべきだと考えます。

 

スマイルクレアでは、空き家の移築やリノベーションによる再活用と地域資源の活用に、今後も尽力してまいります。

 

そして長期的な視点として、空き家を活かした地場産業とのパートナーシップ構築により、地域が抱える課題の解決への貢献したいとも考えております。

 

2030年の達成期限まで、日本は諸外国と比較すると、相対的には成果を上げていると思われます。

 

ですが、多くの目標を同じように進めようとすると、どうしても成果も下がってしまいます。身近な目標達成から優先順位をつけて、未来を生きる世代が幸せに生きていけるための取り組みを進めていきたいものです。